家づくりの際にはぜひ工務店に連絡を！工務店が行う業務について

 

家づくりは一生に一度くらいしかない大切なことです。

リフォームだって回数を行うことはないでしょう。

 

その後何年・何十年も暮らしていくこととなる住まいですから妥協は許されません。

施工にはかなりの費用もかかります。

 

安心して任せられる業者に相談していくこととなるのですが、家を造るのにどこにお願いするのが良いでしょう。

 

工務店の定義とは？

ゼネコン・ハウスメーカー・工務店、建築を請け負う会社にはさまざまな種類があります。

〇〇工務店といった具合に名を名乗ってくれますし、なんとなくの区別はしているでしょう。

 

でも実は「工務店とはこういうもの」「工務店はこういうことができます」といったきちんとした定義はないのです。

 

当然ながら住宅の建設を行いますが、それだとハウスメーカーなども行っています。

 

あれこれある中で、比較的規模が小さなところ・地域密着型のところ・住宅の建設こそをメインのお仕事としているところを指す言葉となるようです。

 

工務店で行われている仕事とは

ただ家を建てるだけではなく、工務店では他にもいろんな仕事があります。

それぞれの専門家がいる場合もあれば、ほぼすべての業務を行っていることもあり。

 

むしろそのパターンの方が多いです。

 

工務店は規模が小さいから楽そうと希望されているかもしれませんが、仕事内容が多岐にわたりあらゆる面で詳しくないといけないのですからなかなか大変なお仕事です。

 

工務店は複数あり、ただ黙って座っていれば仕事が飛びこんでくるわけではありません。

他のお仕事と同じく、営業職もあります。

 

といっても外回りばかり行っていたら事務所スタッフが手薄になるので、やってきたお客様に説明を兼ねて営業もといった現状みたいです。

 

設計も工務店で行われる場合もあり、書類の作成や必要となる申請などもやってくれます。

地域の気候などの特色を知ったうえでの提案をしてもらえるのはありがたいことです。

 

メインの仕事となるのが施工管理です。何段階にも組まれることとなる住宅を建てるための工程を管理し、原価や品質や安全性も管理してくれます。

 

普通の会社と同じくと言えば、事務職員もいたりします。

電話対応や書類の作成・経理や総務などを担当します。

 

工務店の種類

営業職や事務職などすべて別々の部署を配置しているところもあればそうではないところもあり、工務店と言っても規模はさまざまです。

 

独立自営型は、営業から施工まですべてを行う工務店です。

社員数は多め、エリアも広く融資・保証といった専門分野での相談もできて便利です。

 

それぞれの工務店で独自の工法を用いている場合もあり、好みに合うところが見つかれば相談してみると良いでしょう。

 

工務店と言われて多くが思い浮かべるのが地域密着の施工特化型です。

設計事務所で取り扱うような案件に対応してくれるようなところもあります。

 

家づくりを考えている側とは関わることはありませんが、ハウスメーカーなどから下請けでの施工を中心に行っている工務店もあります。メーカー基準の素材を早く正確に安く作り上げていきます。

 

他にもリフォームに特化した工務店・不動産会社の建築条件付きの土地付き建築に特化した工務店とさまざまあり、「工務店でできることは」と聞かれても一言で答えることはできません。

 

業態も規模もバラバラです。とにかく家作りに関係する業種として、工務店があることは確かです。

 

工務店とハウスメーカー、選ぶなら

我々が家づくりを考え相談しようとした場合に、取りあえず考えるのが工務店にするかハウスメーカーを選ぶかということでしょう。

定義はキッチリとしていないものの、ある程度はそれぞれのできること・得意なことというのはあります。

 

それを思い浮かべて、自分たちが望む理想の住まいというのが確定すれば選び摂ることはできます。

 

目にする機会の多いのはハウスメーカー、しかも大手です。

 

営業とその他の仕事を兼業・そもそも営業担当がいないなんて場合もある工務店と違って、テレビCMも流れていたり、新聞広告も挟まってきます。住宅展示場などに行ったことがある方もいるでしょう。

 

工務店は謎に包まれていて何をやっているのか実態が見えにくく不安かもしれませんが、高いお金の一部が広告宣伝費として消えていくのはもったいないかもしれません。

 

地域で長年口コミだけを頼りに続けていることこそが信頼性をしっかりと示してくれているのではないでしょうか。

 

最近は工務店と言えどもホームページなどはちゃんと作っており、実際に利用された方たちの口コミ評判なども出ています。

参考にするとよいでしょう。

 

終の棲家となる家があれば良いという方もいれば、趣味などを楽しむ場所としてあってほしいという方もいます。

 

ハウスメーカーは、一般的に皆が快適に暮らせるような空間が欲しいなら長年の実績で自分たちのような家族構成にはどういう空間が最適かをきちんと把握して、建ててくれます。

 

一方でもっと自分らしさをと望むのであれば工務店です。

付けたい設備・間取りなどの希望を聞いてくれます。

 

もちろんハウスメーカーでもある程度は自由にさせてくれますが、ハウスメーカーで自由を許された場合、つまり型から外れた場合にはかなりの料金が発生してしまうのです。

 

下請けの工務店にわざわざ別で作ってもらわなければならないからです。

家へのモチベーションによって、どちらが良いかは違ってくるのです。

 

工務店は地域の人に愛され続けてこそ商売が続けられます。

なので建てた後もアフターメンテナンスは欠かしません。

 

新築の家も数年たつとリフォームの対象になります。

その際にもまた自分のところを使ってもらえるようにと細かく対応してくれます。

 

ハウスメーカーだと定期点検・無料修理などの範囲はきちんと定められていて、そこから逸脱することはありません。

四角四面のハウスメーカーに比べて、工務店は自由があるというわけです。