町の工務店でできることは？知っておきたい工務店の仕事

 

工務店は、地域密着で活躍する建築工事のスペシャリストです。
しかし、実際はどのような工事を依頼できるのかいまいちわからないという方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は工務店が家づくりでできることは何なのか、そのうえで工務店を選ぶメリットは何なのかについて解説します。

 

町の工務店でできること3つ

工務店は、地元の住まいに関するさまざまな工事を手がけています。
そのような町の工務店でできることは次の3つです。

・新築住宅
・住宅リフォーム
・修繕工事

これらについて見ていきましょう。

 

新築住宅は注文住宅に対応

新築住宅は一から住宅を建てていく工事で、工務店といえば、このイメージが強い方も多いはずです。

 

ハウスメーカーのようにあらかじめ決まった住宅を提案したり、建売住宅を販売したりといったことはほとんど行わず、基本的に注文住宅を手がけています。

 

一から作れるので、担当者が親身になって施工、引き渡しまで細やかに対応してくれるのが特徴です。
これは、設計から施工まで一貫して手がける工務店ならではといえるでしょう。

 

将来のアップグレードにも対応する住宅リフォーム

新築住宅も徐々に破損や劣化、生活スタイルの変化によってリフォームが必要になることもあります。
そういった場面でも工務店が活躍します。

 

補助金を利用した介護リフォームや断熱能力を高める断熱改修、さらには耐震改修も可能です。

 

もちろん、工務店自身が施工した住宅以外も構造次第では、ほかの工務店やハウスメーカーが手がけた住宅のリフォームにも対応します。
近年、話題になっている減築のような大規模リフォームは対応できない工務店もありますが、住宅の増改築は工務店の得意分野です。

 

細かな注文にも対応する修繕工事

工務店は、小回りが利く強みを持っています。
そのため、ちょっとした修繕工事もすぐに対応してくれるのです。

 

給湯器の修理や水回りの修理といったものから網戸の張替えなど細かな注文にも施工をしてくれます。
住まいで困ったことがあれば、気軽に相談してみましょう。

 

恐らくほとんどの修繕な何らかの方法で対応可能なはずです。
こちらもリフォーム同様に、ほかの工務店やハウスメーカーの建てた住宅でも施工します。

 

新築住宅で工務店ができること

新築住宅で工務店ができることは次の点です。

・プラン作り
・施工
・アフターサポート

それぞれどのようなものか見ていきましょう。

 

家を一から作るプラン作り

工務店では、単に設計事務所の設計図を受け取って施工するだけではありません。
工務店自身も設計や新築住宅に求められるプラン作りが行えます。

 

どのような予算で、どのような新築住宅を建てたいのかといったプランをヒアリングしたうえで、住宅の設計を自前で対応できる工務店も少なくありません。

 

さらに、不動産会社や銀行とも親密なことが多いため、土地探しや銀行からの資金調達の支援も行ってくれることすらあります。

 

工務店のメイン業務の施工

多くの方がイメージするように工務店は、住宅を一から施工できる力を持っています。
もちろん、電気や基礎、水まわりなど自前で対応できないところは協力会社とともに施工していく形で進めます。

 

木造建築が主な施工内容ですが、自分たちの希望に沿った家づくりをしてくれるという意味で心強い存在といえるでしょう。

 

施工後のアフターサポートも万全

地域密着型の工務店は、アフターサポートも万全です。
小さな修繕工事からリフォームまでさまざまなニーズに応えてくれます。

 

小回りの利く対応ができるので、建てたあとも安心して工務店を頼れるのです。

 

工務店はできることが多い！工務店に依頼するメリット

工務店は新築住宅からリフォーム、修繕といったアフターサポートも対応してくれます。

 

そのような工務店の強みとして次の点が挙げられます。

・対応が迅速
・コストが比較的低い
・自由度の高い施工が可能

 

これらの点に魅力を感じる方は工務店に工事を依頼しましょう。

 

地域密着だから対応が迅速

町の工務店は、すぐ近くで仕事をしています。
極端にいえば徒歩圏内に工務店がある場合も少なくありません。

 

その場合は、電話をするとすぐに担当者が来て、様子をうかがえます。

 

これがほかの施工業者の場合は、県庁所在地の営業所から車を走らせたり、最悪隣県から担当者が来るといったケースもあります。
そういったことはなく、すぐ来てくれるフットワークの軽さが工務店の魅力です。

 

コストが比較的低い

実は工務店に依頼すると同じ工事でも安い場合が少なくありません。

 

これは、長い付き合いをしてもらいたいという工務店の方針もありますが、実際は広告費やスタッフの人件費を安く抑えている分、工事費にもそれらのコストを転嫁する必要がないからです。

 

大手のハウスメーカーでは、会社のスタッフ以外にも関連会社への支払いや生産を行う工場の運転資金、さらにはテレビやインターネット、ラジオなどにかけている多額の広告費が発生します。

 

そのため、同じ工事をしても利益を出すためにそれらのコストを転嫁しなければなりません。
確かに、開発費などのコストもかけている分、広告で培ったブランド力だけでなく、最新の技術を活かしている面もあります。

 

しかし、実際に払う金額については、工務店の方が安いというケースもほとんどです。

 

自由度の高い施工が可能

工務店ではできることが多く、さまざまな工事において自由度の高い施工ができるようになっています。

 

注文住宅の自由度はもちろんのこと、リフォームや修繕工事に至るまで、工務店のアレンジで自由な設計をしてくれることも珍しくありません。

 

工務店以外の会社では、社内ルールに沿った施工方法などが決められているため、こちらの希望が通らないケースもときどきあります。

 

しかし、工務店では、そういったことはほとんどなく、自由な提案が可能なうえ柔軟に対応してくれます。

 

まとめ

今回は工務店でできることについてお話ししました。
工務店は家づくりの相談ができる専門家です。

 

実際新築の注文住宅を建てるだけでなく、暮らしを変えるリフォームやその提案、ちょっとした修繕など、気軽に安心して相談できるメリットがあります。

 

今回紹介した工務店でできることを理解し、家のことについて相談すれば、きっと満足のいく提案や施工が受けられるでしょう。