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ー注文住宅で理想的な玄関を実現する3つのポイントー

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玄関はよく「住まいの顔」といわれます。

 

その理由は、住宅を「人体」と捉えた場合、玄関が住宅の第一印象を大きく左右する「顔」であると見なされているからです。

 

この記事では、注文住宅において「住まいの顔となる玄関」を理想的な空間に仕上げる3つのポイントをご紹介します。

 

1.玄関の方角

 

薄暗いかつ換気の悪い玄関では、湿気がこもり、気分も沈んでしまいますよね。

 

風水では、「幸運は玄関を経由して住まいに流れ込む」とされています。

 

幸福を招く住宅を設計するには、まずは玄関の向きへの考慮が重要です。

 

ここからは、玄関が東西南北の各方位にある場合の利点と欠点をを解説します。

 

東向きの玄関

 

■利点
・冬は暖かく、夏は涼しい
・リビングやバルコニーを南向きに配置でき、洗濯物が乾きやすい

 

■欠点
・強い日差しが入りやすい
・寝室に朝日が入りにくい

 

西向きの玄関

 

■利点
・家族の共用スペースを暖かく保ちやすい(東側・南側の部屋)
・窓付きの玄関なら、夏には北西からの涼しい風が流れ込む

 

■欠点
・強い西日が入る
・夕日や風により、玄関の扉などが劣化しやすい

 

南向きの玄関

 

■利点
・日照時間が長く、観葉植物や家庭菜園が育ちやすい
・日中は明るく、積もった雪が解けやすい

 

■欠点
・長時間の日照による色あせや塗装の剥がれ
・玄関周辺が暑くなりやすい

 

北向きの玄関

 

■利点
・日当たりの良い南側を家族の共有スペースにできる
・玄関が日陰になりやすく、夏でも涼しい

 

■欠点
・日が当たりにくく、寒さが厳しい
・冬は風の影響でドアが開きにくいことも
・寒い空気が室内に流れ込みやすい

 

どの方角であってもメリットとデメリットがあります。注文住宅を計画する際は、ライフスタイルなどを考慮して、明るく快適な空間を実現しましょう。

 

たとえば、小窓をつけたり、吹き抜け構造にしたりすると方角による欠点を軽減できるかもしれません。設計上、小窓の設置が難しい場合もありますが、光を取り込むために窓付きのドアを選ぶなどの対策もあります。

 

2.収納のタイプ

 

玄関はゲストも必ず通る空間なので、常に清潔に保ちたいですよね。

 

玄関をキレイに維持するためには、靴やバッグなどさまざまなものを整理できる「収納」が欠かせません。

 

たとえば子どもがいる家庭では、ベビーカーや屋外用のおもちゃを片付けるスペースがあると便利です。加えて、ゴルフ用具などの趣味のアイテムも玄関に収納できると、リビングなどのスペースをほかの用途に使用できます。

 

幅広いものを整理するためのスペースを確保すると、外出の準備や帰宅時の片付けがよりスムーズになります。

 

理想的な玄関をつくるためには、暮らしにあった収納のタイプを選ぶことが重要です。

 

ここからは、多種多様な収納のなかから、特に人気のあるシューズクロゼットを紹介します。

 

シューズクロゼットとは、靴などの幅広いものを一箇所にまとめるために、壁やドアを活用してつくられる収納用の空間のこと。「ウォークイン型」と「ウォークスルー型」に分けられ、それぞれにメリットとデメリットがあります。

 

ウォークイン型

 

ウォークイン型とは、壁やドアで囲まれた収納スペースです。玄関からから独立しているため、予期せぬ来訪者があっても生活感が露呈する心配がありません。

 

ベビーカーのような大きなアイテムも収納でき、靴の着脱などを行なうスペースをしっかりと確保できます。

 

ウォークスルー型

 

ウォークスルー型とは、2箇所の出入り口がある収納です。着脱スペース側の扉から入って靴を脱ぎ、リビング側の扉から出るといったように、屋外・収納・屋内をスムーズに行き来できます。

 

扉を閉めておけば、ゲストに収納を見られることはなく、いつでも気兼ねなく人を招き入れられます。

 

ただし、ウォークスルー型をつくるためには、玄関に大きなスペースが必要です。狭い土地に建てられる住宅では実現が難しいかもしれません。

 

このように玄関の収納にはさまざまなタイプがあるため、ライフスタイルに合わせた収納方法を選択しましょう。

 

3.お手入れのしやすさ

 

玄関は外部から泥や砂などが持ち込まれる、住まいのなかで最も汚れやすい空間です。

 

常に清潔な状態に維持するためには、お手入れのしやすさに着目した計画が重要になります。

 

ここでは、玄関の床材である「タイル」に焦点を当て、掃除の利便性を比較していきます。

 

タイルにはさまざまな素材・カラーなどがあるため、デザイン性と機能性の両方の視点から選んでいきましょう。

 

タイルのカラー

 

タイルの色を工夫すると、玄関を明るく見せたり、壁紙などと調和した統一感のある空間を演出できたりといった効果が得られます。

 

たとえば温かみのある雰囲気を望むなら、クリーム色やライトグレーがおすすめです。モダンな印象を求める場合は、ダークグレーや濃色を選ぶと、洗練されたクールな雰囲気を演出できます。

 

ただし、ホワイト系の色には注意が必要です。ホワイト系は清潔感と明るさを演出できる一方で、汚れが目立ちやすいという欠点があります。

 

定期的に掃除できる場合はホワイト系でも問題ありませんが、雨天時などはどうしても泥などの汚れが目立ってしまいます。

 

掃除の手間を減らしたい方は、汚れが目立ちにくいグレー系のタイルがおすすめです。グレー系は、さまざまなデザインに溶け込みやすいというメリットもあり、多くの方に選ばれています。

 

タイルの性能

 

カラーと同様に、タイルの機能性にも注目しましょう。

 

ベビーカーや濡れた傘など、水分や汚れのついたものを置く場合、耐水性や防汚性に優れた素材が適しています。濡れたレインコートなどの水分を多く含むアイテムでも、高機能なタイルであれば安心して置けるでしょう。

 

タイルには、表面が滑らかなタイプと凹凸のあるタイプの二種類があります。

 

滑らかな表面のタイルは、歩きやすさと清掃のしやすさが魅力です。しかし、雨天時には滑りやすくなるおそれがあります。

 

凹凸があるタイプは、滑りにくさがメリットです。一方で、溝に汚れが溜まりやすく、掃除の手間はふえてしまいます。

 

どちらにも利点と欠点があるため、ライフスタイルに合ったタイルを選択しましょう。好みのデザインで選択肢を絞りながら、汚れにくく掃除しやすい機能性に優れたタイルを選ぶと、生活がさらに快適になります。

 

まとめ

 

住まいの顔である玄関は、収納やタイルのみならず、インテリア・装飾品・壁・ドアなど、さまざまな要素で構成されています。

 

多くの人にとっては初めての購入となる注文住宅。数十年にわたって暮らす空間ですから、自分たちだけのこだわりを詰め込みたいですよね。

 

理想的な空間をつくるためのヒントとしてこの記事で紹介した3つのポイントをおさえ、家に帰りたくなるような快適な玄関をつくりましょう。

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