ー注文住宅の外壁素材の選び方についてー
「注文住宅の外壁素材はどれを選ぶのが一番いいの?」
「外壁素材の種類が多くて、何を重視して選べばよいのかわからない……」
注文住宅を建てる際には、外壁の素材選びが非常に重要な判断となります。豊富な選択肢の中から、色や素材を選ぶことは難しいかもしれません。
この記事では、注文住宅の外壁に適した素材や色の選び方に焦点を当てて解説します。
外壁の素材選びにお困りの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
注文住宅の外壁素材の選定ポイント
注文住宅の外壁素材を選ぶ際は、デザイン・機能性・予算の3つの要素を考慮することが重要です。
ここでは、それぞれの要素に基づいた選び方を具体的に説明します。
デザインにおける外壁の役割
外壁のデザインは、住宅の外観を大きく定義し、全体の印象を形作る重要な要素です。
家族の好みはもちろん、周囲の景観や屋根、窓枠、ドアとの調和を考慮してデザインを選ぶことが重要です。
全体の建築要素と調和する外観コーディネートを意識することで、効果的な外観を実現できます。
外壁材の性能とスペック
外壁材の性能は耐久性やメンテナンスの容易さに直接関連します。
長期間にわたって良好な状態を維持するためには、耐候性や保温性など、各素材の固有の特性をしっかりと理解することが重要です。
さらに、将来のメンテナンスの頻度やコストも検討し、それに基づいて材料を選定すると良いでしょう。
価格の考慮点
外壁素材のコストは、購入費用だけでなく、設置費用や将来のメンテナンス費用も含めて評価する必要があります。
予算内で最適な素材を選ぶためには、総合的なコストを考慮し、必要に応じて異なる素材を組み合わせたり、特定のエリアに高価な素材を使用するなどの工夫が効果的です。
注文住宅に適した定番の外壁素材
ここでは、注文住宅に定番の外壁素材を3種類紹介します。
サイディング
サイディングはプレハブ板材で、幅広いデザインと優れた耐候性が特徴です。
- 金属製サイディング:軽量で断熱性や防音性に優れており、多様なデザインが選べるため人気があります。
- 木質系サイディング:天然木の質感を活かした高級感のある外観が魅力ですが、定期的なメンテナンスが必要で、初期費用と維持費が高くなります。
- 窯業系サイディング:耐火性や耐震性が高く、メンテナンスが容易な点が魅力です。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は耐久性に優れ、長寿命でメンテナンス費用が低いため、経済的な選択肢です。
軽量で強度も高く、耐震性が必要な地域にも適しています。モダンな外観を好む方に特におすすめの素材です。
モルタル
モルタルはセメントと砂を混ぜ合わせた伝統的な素材で、通常は手作業で施工されます。デザインの自由度が高く、滑らかな仕上がりから粗面仕上げまで多様な表現が可能です。
耐久性があり、メンテナンスも比較的容易ですが、施工には専門的な技術が必要です。
注文住宅向けの高機能・高デザイン外壁素材
機能性やデザイン性を重視する方に人気のある、ハイグレードな外壁素材をご紹介します。
ALC
ALC(軽量気泡コンクリート)は、その軽さが特徴です。
一般的なコンクリートの約4分の1の重量で、耐震性を重視する方に人気があります。
耐震性に加え、耐久性、防火性、断熱性にも優れた高機能な外壁素材です。
耐久性が非常に高く、約50年間は貼り替え不要です。
ただし、吸水性が高いため、外壁表面の保護を目的とした定期的なメンテナンスが欠かせません。
タイル
タイルは土や石を高温で焼き上げた非常に硬い素材です。
その耐久性は抜群で、定期的なメンテナンスがほとんど不要です。
多くの外壁素材が吸水のためにメンテナンスを必要としますが、タイルはほとんど吸水しないため、その点で優れています。
漆喰
漆喰は石灰を主成分とする素材で、日本建築の本漆喰や西洋漆喰など、さまざまな種類があります。
西洋漆喰はスペインやフランスを中心としたヨーロッパ風の外壁を実現でき、注文住宅で人気です。
職人が手作業で施工するため、凹凸の模様を自由に調整できます。また、素材にガラスや石を混ぜることで、独自のデザインを楽しむことができます。
漆喰の大きなメリットのひとつは、その高い防火性です。
漆喰は不燃材料として分類されており、周辺で火災が発生した際に延焼のリスクを抑えることができます。
羽目板
羽目板は、スギやヒノキなどの木材を並べて外壁に貼り付ける素材です。
天然木ならではのナチュラルな風合いと温かみが特徴で、経年変化も味わい深く、劣化ではなく成長として楽しめます。
羽目板の大きなメリットはその耐久性です。
適切にメンテナンスを行えば、約100年持ちます。メンテナンスは3~5年ごとに必要で、そのタイミングは温度や湿度に応じて異なります。
家や外壁にこだわりたい方に最適な素材と言えるでしょう。
注文住宅の外壁は色選びも重要
注文住宅の外壁選びでは、色の選定が非常に重要な役割を果たします。
小さなサンプルで選ぶ場合、実際の建物とは異なる印象を受けることがあります。
可能であれば、同じ色を使用した住宅を見に行き、具体的なイメージをつかむことが望ましいです。
家のスタイルに合った色を選ぶことはもちろん、周囲の景観と調和する色を選ぶことも重要です。
派手な色は目立ちやすく、空き巣などの犯罪の標的になりやすいリスクがあるため、防犯面でも注意が必要不可欠。
家族の好みや家のデザイン、周囲の環境を総合的に考慮し、最適な色を選びましょう。
まとめ
注文住宅の外壁選びでは、デザイン、性能、コストのバランスが重要です。デザインの好みだけでなく、性能やコストも慎重に検討する必要があります。
外壁材や色には多くの選択肢があります。
選定プロセスは、まず利用可能なオプションを理解することから始め、好み、予算、期待される性能を考慮して決定します。
コスト面では、初期費用だけでなく、将来的なメンテナンス費用も重要です。初期費用が低い材料でも、頻繁なメンテナンスが必要であれば、トータルコストが高くなることがあります。
外壁の材質や色は住宅の印象を大きく左右するため、慎重に選び、満足のいく注文住宅を目指しましょう。
デザイン×性能×コスト 「家族と共に紡ぐ、思い出が輝く"宝物"のお家」
会社名:株式会社ダイアサ
住所:〒444-1336 愛知県高浜市呉竹町3丁目5-32
TEL:0566-93-2710
FAX:0566-93-2720
営業時間:月~金曜日 8:00~17:00 ( 土・日・祝はご予約時、イベント時のみ営業 )
定休日:土・日曜日